シェパード大槻

リリイ・シュシュのすべてのシェパード大槻のレビュー・感想・評価

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)
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黙れうちらのリリィも同じことになった全然そういうことじゃない誰も正気じゃない、一番間違っているのは「万引きしたらエーテル腐るんでしょ、やめなさいね」って言った店員だけど、掲示板のファンもやっぱ嘘うざその子達が1人で田んぼで再生機持ってる時が、本当。映画を見ている人にもそれはわからない。あの子とリリィの間だけにある通信を、それを音楽なんかはたまに媒介するけど、言葉は全然媒介しないと思う、まして掲示板なんかは。
純粋で狭い世界があるから、リリィは大きい(あの看板くらい)。無垢な人というのは肌感覚が倫理観を覆っているから悪魔みたいなんだって。大人になったら、リリィは想い人になって娯楽になってBGMになってどんどん小さくなっていくの。あの白光りした世界では、死ななきゃいい、って訳じゃないから、星野が助けて欲しがっていたことを蓮見は知っていたと思う。大人だけが、大人と子供の分断に気付いてないのなんかうざい。津田が言った「あんたが私を守ってよ」って言葉が多分大事なんだと思う。

今の市原隼人がエーテルを信じる心とかから一番遠い雰囲気なの気になる。鬱っていうけどどこら辺がそうなのかあんま分からない、