このレビューはネタバレを含みます
映画の紙の前売り券は、
引っ越しのたびに、
箱を開けて見て
捨てることはできない
なぜか、たまに
また観たくなる
聴きたくなる
アイワーナビー……
たまに口ずさむ
田舎の田んぼや
鉄塔
閉鎖的なせかいの出身で
映画館で観た10代の自分と、
今の自分の変わらなさに
情けなくなる
でも
この映画と出会う選択は
間違いじゃなかった
時をこえて、
今の自分をなぐさめる言葉を
映画の中で読んだ
存在し続けている限り
傷つくことも
傷つけることも
受け入れて
どうしようもなくなったら
歌おう
私は死ぬことも
殺すこともできなかった10代を生きた
だから
歌おう
