matchypotter

グッド・バッド・ウィアードのmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.6
前にもソンガンホにハマった時に観た。
このソンガンホの適当キャラがとても印象的。

チョンウソン、イビョンホン、ソンガンホ。
何と豪華なトリプル共演。

そして、さり気なくちょい役で出ている彼、、、マドンソク、マブリー。イビョンホンの手下のちょい役なのに、なんなのその存在感。
、、、オダルスもいる。しっかり、いる。そこに、確実に、いる。
このちょい役の2人はちょい役でもちょい役にならない、いや、なれない。

時代設定は日本統治下の満州。
満州随一の殺し屋集団のリーダー、イビョンホン。
孤高の賞金稼ぎのチョンウソン。
得体の知れないコソ泥、ソンガンホ。

この三つ巴。この3人だけでも見応えあり。
とある“宝の地図”を巡って誰も信じられない生きるか死ぬかの大立ち回り。

日本統治下の満州だからものすごいちょい役で白竜が出てた。風格が違う。

列車、荒野、闇市。
自然のロケーションとセット、さらにちょい役やエキストラ&スタント、馬、象。

アクションあり、チェイスあり、爆破あり。
キャストも見た目も豪華で賑やかさ極まる大騒動。

満州を股にかけ、賞金稼ぎ、殺し屋、コソ泥、日本軍、よくわからん盗賊集団、闇市のゴロツキ、、、有象無象が地図とそれが示す場所に我先に目指すデスレース。

“宝の地図”、殺し合い、追いかけっこ、騙し合い、裏切り、独り占め、、、。
誰もが裏をかいて自分だけ甘い汁を啜り、他は葬り去りたい。

ビーツフラッグスみたいに「よーい、どん」で1本の旗目指して全員猛ダッシュ、みたいな。
そんなシンプルな話の展開。だけど、誰が先にそこに辿り着くのか。

そして、宝とは何か、あるのかないのか、あったらどうするのか、、、皆が胸を膨らませながら期待値だけは募らせながら。

辿り着いたその場所に何があり、どうなるのか。
この豪華な3枚看板が最後までどうなるのかわからない展開がとても興味深かった。

チョンウソン、イビョンホン、カッコ良すぎる。
正統派ポーカーフェイスと冷酷な悪役の2枚目を同時に観れる贅沢な作品。
ソンガンホも相変わらず唯一無二のキャラクターで印象深い。

適当でどこでも出たとこ勝負で体当たりのバラエティ担当のソンガンホ。
かと思いきや、彼は彼で特殊な過去があり、それが最後に布石として生きてくる展開も話に厚みが増して良い。

最後の、まさに文字通りの三つ巴は、、、痛そう。とにかく、痛そう。

全部で何発撃ったのかわからないほどぶっ放しまくりの2時間、ノンストップトレジャーチェイスアクション。


F:2022
M:2261
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