安堵霊タラコフスキー

スラムドッグ$ミリオネアの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)
4.3
トロント国際映画祭の観客賞を受賞した後にアカデミー賞でも無双を果たし、アカデミー賞の行方を決めるとしてトロントの地位向上に最も貢献することとなった作品。

改めて見るとトレインスポッティング的な映像でインドを撮るっていうのが斬新ながらも貧民街等の雰囲気と合致していて、新鮮かつスタイリッシュな表現に惚れ惚れする。

インドっていう国ではベンガル語とかヒンディー語とかよりむしろ国全体で通じる可能性の高い英語がよく使われているという情報があってか、インド人が英語を喋っているのも自然に思えた。

ちょっと展開的に強引なところあったし(兄貴の銃の名前なんて覚えてられるのかとか司会者悪どくしすぎとか)、クイズの進行と過去回想の具合も概ね良かったと思う。

インド映画だからという理由で強引に付けた感はあるけど、ラストのjaiho(バーフバリ見てようやく万歳という意味だと理解した)とかの楽曲も印象的ではあった。

それにしても初めて見たときは知らなかったけど、1問目のアミターブ・バッチャンがガチでインドでは三船敏郎とか仲代達矢みたく伝説的な大御所俳優で驚いた。