LEONkei

消えたシモン・ヴェルネールのLEONkeiのレビュー・感想・評価

2.0
〝誰もが主役となり、誰もが脇役となる…主役不在、逆回転ミステリー〟

パリ郊外の高校生〝シモン〟が忽然と姿を消し、同級生4人の視点で失踪の謎を追う。

ジェレミー、アリス、ラビエ、シモンと4人が同時期・同時刻に何をしていたのか…

シモンが消えある事件を起点に2週間前から時計を逆回転で、関係する4人を4部構成に別けて物語が展開する。

4人の視点が違えば映画の見せ方も違い、4人が交わる場面も風景の見え方も違う。

この映画は構成の面白さと各登場人物の視点を楽しむもので、内容そのものは実にシンプル。

犯人探しのミステリーではあるが、犯人探しがメインでない…誰を探し誰を噂し誰を助け誰を妬み誰を恨むのか…。


奥が深いようで深くない映画に思えてならないですが、監督の過去の実話からヒントを得た作品らしいですね..★,
LEONkei

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