萩原くわがた

ハロウィンII/ブギーマンの萩原くわがたのレビュー・感想・評価

ハロウィンII/ブギーマン(1981年製作の映画)
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名スラッシャーキャラのマイケルマイヤーズがまたも執拗に殺しに来る2作目。街の警察がマイケル捜索に対応してたりマイケルの恐ろしさを知る人間であるルーミス医師が必死に動いても尚、マイケルの殺戮行為を止められない無力感が恐ろしい。
前作のテーマをアレンジしたBGMや殺戮バリエーションの多彩化、住宅から規模をあげて病院を舞台にするなどのパワーアップで飽きずに楽しめる上、少しずつマイケルについての情報が開示されて行くなどの要素も良かった。
この作品が他のスラッシャー映画と違うのはやはりマイケルとついになるルーミス医師の存在が大きい。ドラキュラに対するヴァンヘルシング教授のような彼の存在を示しつつ、本筋をスラッシャー映画として完成させたハロウィンシリーズは年代は昔であっても新鮮な面白さを保ち続けている。