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仮面/ペルソナの667djpのレビュー・感想・評価

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)
4.7
スクリーンで見て点数を変える。
登場人物の誰が実在するのか、みたいな議論をする意味はない。
息子への愛の不在が顕在化した時の残酷さ。
これまでは言葉や思考の遊戯こそがベルイマンの本質であり、映像の美しさはそれを飾り付けるものでしかない、と思っていたけどスクリーンで観たことで考えを改めた。演技、台詞、そして言葉そのものに対する懐疑こそがこの映画の主題であり、それによって自らが作る映画そのものへの自己言及へと翻る。
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