けーな

敬愛なるベートーヴェンのけーなのレビュー・感想・評価

敬愛なるベートーヴェン(2006年製作の映画)
2.6
「第九」の初演を4日後に控えても、まだ書き上がっていなかった譜面を書き上げる手伝いをしに来た写譜師の女性アンナとベートーヴェンの交流を描く。晩年のベートーヴェンには、実際に、写譜師は、3人いたのだそうだが、皆、男性で、この映画のアンナは、存在せず、この話は、フィクション。

最初、エド・ハリスだと思わなかった。髪の毛によって、人ってずいぶん変わるものだなと実感した。エド・ハリスは、名演だった。しかし、第九の演奏会で、アンナが、陰で合図をすることによって、演奏会が無事に終わったことが、事実とは異なり過ぎる展開なので、どうも違和感を感じて、入り込めなかった。

今作より10年前に製作された「不滅の恋・ベートーヴェン」が、とても好きな映画なので、そちらの方が、断然いいなと痛感した。最近、観ることができていなくて、レビューを書いていないので、そちらを観たいと強く思う。

最近、出演作を多く見ているマシュー・グードが、今作にも出ているが、この髪型がどうも…。この時代らしい髪型なのかな。橋の模型のシーン、可哀想だった。
けーな

けーな