このレビューはネタバレを含みます
刺激:2
伏線:2
展開:3
最後:3
自分を見ているかのようで息が詰まった。
作家としての夢を追い続けていたが現実を突きつけられるドン。
それがきっかけで、アルコール依存への険しい道のりが始まる。
本当に一挙一動が理解できて辛かった。
最も大切なタイプレーターさえも、1瓶の先に変えようとしてしまう。
本人もしたくてしている訳では無く、そもそも思い出せないし、全ての記憶が都合良く忘却される。
あの恋人の存在がなかったら、彼はとっくに死んでいたと思う。あそこまで献身的に支える恋人は奇跡的存在。
中毒者ではない側からすると、死なないで欲しいと思うのは当然であるが、当事者としては、なりたくもない自分が酒によって永遠にあり続けることが苦痛で仕方無く、
自殺したくなるのは当然なのだ。
アルコール依存者でない人には、どう映るのだろうか。