由希帆

ソウル・サーファーの由希帆のネタバレレビュー・内容・結末

ソウル・サーファー(2011年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

この話が実話だってことに驚き。

サメに片腕を食われても、恐れずに海に帰って挑戦し続けるベサニーはまさに人魚そのものやった。

この映画自体ではベサニーが海を怖がるシーンはほとんどなかったけど実際はもっと怖かったはず。自分は波に飲まれて地面に叩きつけられたぐらいで海がトラウマになるほど怖かったのに片腕をサメに食べられたベサニーが怖くないわけがない。

これを見た後の感想はとてもじゃないけど言葉にできなくて、自分の語彙力ではとうてい説明できない程たくさん思うことがあった。

本当に感動したのは、
「サメに片腕を食われる前の生活に戻りたいと思いますか?」とパパラッチに聞かれたベサニーが
「あの日のことは悔やんでない。両腕で誰かを抱きしめるより、今はたくさんの人を勇気付けられる。」
と答えたベサニーの強さに胸が苦しくなるほど感動した。強さだけじゃなく、ベサニー自身が自信を取り戻したこと。サーフィンをする意味を自分の中で見出せたこと。家族の支えや友達の支え、いろんな愛があったけど、その他にもこのシーンでベサニーが完璧に前を向き直せたことにすごくすっきりさというか爽快感みたいなものを感じた。見たらわかる。

あと、最後のベサニーが片腕で、波のエネルギーを感じるシーンには凄く興奮させられた。
由希帆

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