由希帆

風立ちぬの由希帆のネタバレレビュー・内容・結末

風立ちぬ(2013年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ良かった。
ジブリの中で12を争うくらい好き。

自分の作る飛行機が多くの美しいものを失う破壊するということがわかってても作り続けることをやめない二郎。
最終的に菜穂子をも失うと悟ってもなお真っ直ぐすすんでいく二郎はサイコパスやと思いながらも見入ってしまったのは何でやろう。
※二郎にサイコパスさを感じるシーンはこのシーン以外にも所々にある

私の知らない「昔はこうだった」が二郎や菜穂子みたいだったらいいなとも思った。
昔からの夢を貫き続ける二郎も、その夢がいろんなものを破壊する(街の田園も、街の住人の富も、菜穂子との時間も、そして菜穂子までも)と言うことを悟りながらも追い続ける二郎も、健気に二郎を支える菜穂子も、また純粋に二郎を愛する菜穂子も、二郎の記憶に美しいところだけ残していく奈緒子も全てが美しいと思える映画でした。
由希帆

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