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サウンド・オブ・サイレンスのkahoのレビュー・感想・評価

3.4
ある日、銀行強盗グループが高価な宝石を盗み出すも、仲間の一部がその宝石を持ち逃げしてしまう。

それから10年後、感謝祭の前夜、精神科医のコンラッドは、娘と妻の待つ家への帰途で急患の呼び出しを受ける。
一人の女性患者が看護師に重症を負わせ、治療に進展がみられなければ、一生病院で鎖に縛られて生きることになるのだという。

彼女を診察した翌朝、コンラッド医師の娘が姿を消し、誘拐犯から電話がかかってくる。17時までに女性患者から6桁の数字を聞き出せ、できなければ娘を殺す、と。

時を同じくして、近隣では2件の遺体が発見される。同じ手口で殺された被害者たち。

精神科医は娘を救い出すことができるのか、6桁の数字は一体何なのか。殺害事件とのつながりは…

良作と思います。並行するストーリーはシンプルで、つかみやすく。小さな伏線、ヒヤヒヤする展開の前半から、機転のきく医師一家と女性患者に対して詰めが甘く暴力で対処する犯人たち、な構図へ。

人生をかける価値があるのか?って問いは、割と響きます。
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