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宇宙快速船のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

宇宙快速船(1961年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒーローが脇役で。どちらかというと地球危機の宇宙人侵略モノ。それもどこか侵略の仕方が不穏でジワジワと嫌な感じの精神攻撃。どうでもいいシーンにかぎって重厚なワンカット長回しで撮られ異様な感じ。宇宙人が可愛いロボットタイプ姿なのに残虐非道。地球防衛軍やゴケミドロのような胸糞さがある。近未来侵略下ディストピア設定といったほうがよい怪作。政治家はやる気なく。自衛隊も軍隊そのものな非人間性でえがかれ宇宙人にのっとられたりする。虐げられた弱者としての子供たち。まるでシャブ中のように終始ハイテンション。この明るい絶望感は仮面ライダーや仁義なき戦いなど東映特撮モノの特徴かつ特長で本作はその原点かも。
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