ソウル・ステーション パンデミックのtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

我が偏愛の下水道映画その変格の地下鉄映画。シャッターが閉まればそこは巨大な閉鎖空間。改札にはシャッターが無いのでホームから伸びる暗闇の線路網を含めれば正に地獄の大冥界。地下街から更に奥に入り込み廃線の廃駅とかに住み着いてしまったホームレスも居るのでは。そこでジワジワと培養されたかのように。ジャングルの奥地にしかなかった感染症だかだったかのように。ホームレスはひっそりとゾンビ化。ロメロの死霊のえじきでは廃坑にゾンビを閉じ込めていたけれど。それと同じような事態に想像が膨らむ。シャッターがホームドアが壊されれば国中にゾンビが溢れ出すのだ。ゾンビ体の供給源になってるのが不景気で増えたホームレスだってトコ。コロナでのディストピア化加速の今。妙にリアルに現実的に社会性を帯びて来ているようで怖い。