このレビューはネタバレを含みます
再鑑賞。
色んな意味で、
イタリアの世界観が全開な作品だなと、
改めて観て感じたこと。
序盤の悪知恵働くトトと懐深いアルフレッドのやり取りから、
盲目の恋に彷徨う青年期のトト、その道標を視力を失ったアルフレッドが指南するプロット作りまで、セリフまわしも巧みすぎる。
紆余曲折する人生の中で、映画=観ることの喜びを素直に伝えてくれるから心に落ちるのかなと。
実際の人生ではなかなか客観的になれないけれど、映画を観ると一歩引いて、自分のことを見れたりする時は、稀にある。
極めつけはエンリオ・モリコーネ。
この人の作り出す音色は兎に角、涙腺をくすぐるので困る。