なんだかもう、ぐうの音も出ないくらいにわざわざ言うことがない
サンライズと同じ長い長い会話劇
しかし前作と違うのは、今回は2人の間に9年の時間という新たな隔たりがあるということ
9年もあれば大抵の人生は大きく変化を遂げているもので、いくらロマンティックで運命的な出会いをしていてもそれは変わらないし、隠せない
お互いに過ごしてきた時間を語りながら、うんそうそう、もうあれは過去だよね、わかってるよ、うんうん…と冷静に言葉をなぞりながらもやっぱり隠せない時を経た想い
別れのタイミングの度に引き伸ばされる口実
これはサンライズ以上に真剣勝負な感じだった
もう運命とか若い頃のように無邪気に信じることは出来ないけれど、今その場に相手がいること、そして理想的な結末を求めるにはあまりに現実性もないことは承知のうえで、この時を再び失いたくないと…
あぁ、もうなにをいっても蛇足になる
とにかく前作よりも、のめり込んで観てしまいました
これも自分が知らず知らずに歳を重ねてしまってる証なのですかね…
会いたい人と、またこんなふうに肩を並べて話がしたいです
