冒頭からいきなり事件が起こる。初っ端にクライマックスを持ってくる展開のハラハラ加減は新鮮でその後も飽きることなく楽しめた。
アーミッシュの村との接点が多く出てくる映画でその当時なりの彼らへの配慮もしていたのかなと解釈していた。今の深度の配慮から考えると至らない表現も多々あるが、その時々において価値観も変化していく中でそういう語弊を招く表現をする中で他者への配慮をしているという点だけでも嫌な気持ちになることは少ないように感じる。
所詮は映画なんてノンフィクションも含め、全てファンタジーで造作物にすぎない反面、我々の想像の範疇を越えるほどの影響力を持つのも事実。正しさみたいなものとは切り離して考えなければいけない反面、その当時実際に一般市民が抱えていた観念や空気感を伝えてくれる装置としてはとても意義をなすものだなあと再認識できた。
