川田章吾

刑事ジョン・ブック/目撃者の川田章吾のレビュー・感想・評価

3.2
アーミッシュと刑事物はミスマッチかな。

前半は刑事物として物語が走ってたんだけど、牧歌的なアーミッシュの人たちの伝統や文化からはドラマは生まれにくいし、実生活ではドラマもあるのだろうけど、宗教的に描きにくいんじゃないかな?

相棒の黒人警官の死にもあまり意味がないし、敵キャラも雑魚すぎ。
最後のシーンでアーミッシュの方たちや子どもも含めて、ハリソンフォードが俺たちを撃てるのかってある意味盾にしたのもかっこ悪い。いや、お前、警官なら市民を守れよって。

「いまを生きる」のピーター・ウィアー監督の映画だから、幻想的な音の使い方や自然の見せ方はとても心地よいんだけど、サスペンスとはミスマッチ。

アカデミーの脚本賞をよくこれで取ったなとビックリ。
川田章吾

川田章吾