ユカートマン

去年マリエンバートでのユカートマンのネタバレレビュー・内容・結末

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

BlurのTo the Endというシャンソン風の曲のMVで使用されているので鑑賞。ポストモダン?これ演じてる俳優たちもストーリーわかってたのか?訳分からん。

以下、町山さんの解説を聞いたメモ
・最も難解な映画の一つ
・インセプションのポスターをA見て去年マリエンバートでのポスターを思い出した
・シュルレアリスト
・インセプションと似てる・・・ディカプリオが妻にコンセプトを埋め込む
・人妻に「去年マリエンバートで会いましたよね、夫と別れるために一年待って来年会おうって言いましたよね」「そんなことありません」
・役名がない
・どうやって愛し合ったかを説明するだけ
・だんだんと奥さんが受け入れる→その怖さ
・ノーランに聞いたらそれは想定してな買ったと言った
・ヒロシマモナムール
・記憶をめぐる映画
・シュルレアリスムなポスター
・インセプションがパクった
・三角関係
・カメラの移動
・無表情
・動いてない時
・ゴダールのアルファヴィルはブレードランナーがパクってる(特撮を使わないでパリで撮影、未来としっぽい、すごい)
・マリエンバードはチェコの保養所
・金持ちと結婚して飽きてる奥さん、若いイケメンイタリア人
・3つの違うホテルのシャッフル
・記憶だから混ぜこぜにしてる
・時系列ごちゃごちゃ系
・奥さんの記憶
・イケメンの記憶
・旦那の視点
・クライテリオン→映画マニア向けの会社
・建物の描写をし続ける→この映画の脚本家がかいた小説『嫉妬』もインテリアの描写がすごい、人妻の夫が覗き見した視点?
→夫は知ってて見てる?
・夫はニムというカードゲームを次々と人に挑む
夫は絶対勝つ(先に書いた方がかち?)→夫はこの二人の不倫ゲームを知っている、神の視点?
・『モレルの発明』という小説・・・ロブグリエが書く直前に読んだボルヘスの弟分の人のラテンアメリカ小説。マジックリアリズム。ボルヘスの「自分は主人公ぶってるが誰かの夢の登場人物の脇役かもしれない」→インセプションに影響
・『モレルの発明』イタリアで映画化されている。アンナカリーナ出てくる。ロココ調で無表情なのがマリエンバートにそっくり。南米から逃げてきた政治犯がニューギニアにたどり着いて、廃墟を見つけると正装した金持ちたちがいて政治犯は女の子を好きになる。モレルという博士が好きな女の子と付き合ってて嫉妬に狂いそうになる。太陽が2つ、月も二つ。地球じゃない星に来たのか?彼らは宇宙人なのか?建物に入ると発電機が。彼女やモレルたちは映像だった。太陽も月も映像だった。撮影された方は生命力を失う→写真が命を吸われると思ってた 最後の1日を再生し続けただけだった 主人公はどうした?主人公も自分を撮影し、映画の中で生き続けることを決意。映画とは何か、愛とは何か、すごく面白い話らしい。
・マリエンバートはデヴィットリンチのインランドエンパイアにも影響を与えた
・『モレルの発明』はSF。マリエンバートもSF説がある。出てくる金持ちたちが無表情→死んでる?核戦争でシェルターにいる?レイプされたから記憶を消していた?嘘の記憶を植え付ける←これに感じた
時系列ぐちゃぐちゃ系が確かにノーランっぽい
ユカートマン

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