まーしー

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1のまーしーのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

闇の帝王ヴォルデモート卿の魂が入った分霊箱を探すべく、ハリー、ロン、ハーマイオニーが旅に出るシリーズ第7作。

本作は冒頭から怖い。
ヴォルデモート卿が部下を集めて開いた会議の場で、「許されざる呪文」により人質があっさりと殺されるという、ショッキングなオープニング。
そして、ハリーたちの舞台はホグワーツ魔法魔術学校から世界へ。
本作では、これまで描かれていた学園生活が完全に排除され、ハリーvsヴォルデモート卿の一点のみに焦点が絞られている。

原作の文量は前作と同程度。しかし、映画化にあたってはPART1とPART2に分けたことで、尺にゆとりができたのだろう、今までと比べて駆け足感がない。
むしろ、緩々と進むハリーたち一行の旅に冗長さを感じるほど。
個人的にはこれぐらいのテンポで描かれている方が嬉しい。

本作は完結編となるPART2に向けた助走の位置づけのため、何らスッキリすることのない終わり方。
強いて言えば、サブタイトルの「死の秘宝」が何を指すのかが明らかになるぐらい。
過去の作品で登場したアンブリッジ先生やドビーなどが当たり前のように登場するので、シリーズの予習・復習をしてから鑑賞することをお勧めする。

※死の秘宝とは
透明マント、ニワトコの杖、蘇りの石