じょうパン

恋はデジャ・ブのじょうパンのレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
3.7
めっちゃ良いとは思わなかったですが、良かったなと思う映画でした。
今ではタイムループ系の映画は沢山作られているので、まあなんとなくエンディングや中盤は予想できてしまいますが、この時代にこの映画を観たら間違いなくめっちゃ面白いと思えた作品だったかなと思います。

◻️脚本
フィルが2月2日の1日のタイムループから抜け出せずに、男性のほとんどの人がしてみたそうなお金を盗んで高級車を買ったり、女性を口説いたりとリアリティーがあり良かった。ただ3回目のループの時に2回目のループの時と明らか朝宿泊施設を出た時間が違うのに、昔の同級生のネッドと会うのは少しおかしいなと思いました。せめて少しはずれてて欲しかったなと思いました。また最後のループの日にリタにファミレスで「この人はこういう人で」って説明していくシーンで言われた相手は驚いてるけど、もっと驚いて「どこでそれを聞いたの?」とか普通聞きそうな事を書いてなかったので不自然だなと思いました。
あとはこの映画の本質であるなぜループが起こったのか、どうしてループから抜け出せたのかがおそらく説明されていなかったので、フィルの恋愛が叶うと抜け出せるのならかなりフィルにとって好都合すぎるループだと思いました。

◻️まとめ
何百回とループを繰り返してみると今まで気づかなかった事や、やった事なかったことに挑戦でき、結局は人に感謝されるのが1番気持ちいのかなとこの映画を観て思いました。今まで大事だと思わなかった事が大事だと気づける映画でとても心が暖かくなりました。
余談ですがなんでポスターと本編に出てくる時計がアナログとデジタルで全く違うのか気になりました。
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