三四郎

恋はデジャ・ブの三四郎のレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
4.0
観て良かった。ここ最近見た中で一番深く奥行きある映画だった。
アンディ・マクダウェルという女優さんもタレ目がちの知的そうな美人で好感が持てた。
繰り返し繰り返し同じ日を過ごし、最初はうんざりする主人公。そして「同じ日が続くなら」とその仕組みを悪用し、それにも飽きて何度も自殺し、しかし再び朝6時が来るとベッドで同じように目を覚まし、また同じ日が始まる。皮肉屋で厭世的だったこの主人公は同じ日を繰り返し、やりたい放題やる。
ついに彼は恋したヒロインに「同じ日が繰り返されているんだ」と苦悩を告白。彼女は最初疑うが最終的にそれを面白がり前向きに捉える。そんな親切で優しく美しい彼女に感化されたかのように、次に目が覚めてからは善行・徳行を積むようになる。同じ日が繰り返されるので、町のことも人々のことも何もかも知り尽くしている彼は朝起きてから晩まで、自分にできるあらゆる善行・徳行を重ねる。そしてヒロインと結ばれ、翌日目がさめると…。
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