masa

大脱走のmasaのレビュー・感想・評価

大脱走(1963年製作の映画)
3.6
トンネル掘る係りの人が一番しんどいだろうな。。

1963年の不朽の名作。テーマ曲の「大脱走のマーチ」が印象深い。戦争シーンは登場しない集団脱走の史実を映画化した20世紀最大の娯楽大作。

第二次世界大戦下、ドイツのルフト第3空軍捕虜収容所。脱出不可能と言われたこの捕虜収容所から、脱出を試みる連合軍の将兵、ヒルツ(スティーヴ・マックィーン)、ヘンドレー(ジェームズ・ガーナー)、シリル(リチャード・アッテンボロー)らがいた。彼らの計画した脱出計画を基に、前代未聞の、総勢250名にも及ぶ集団脱走が実行されたが……。

3つのトンネルを掘って250名もの捕虜を脱走させるという大脱走計画にマジかよと?思ってしまうが、工夫と知恵でなしとげようとする。
捕虜たちには各種のスペシャリストがいて、物資調達屋、機械の製造屋、脱走者の服装を多数に何種類も揃える仕立て屋、身分証明書の偽造屋、トンネルの計測屋、掘った土をカムフラージュする分散屋、緊急情報を発信する警備屋などがいて、観ていて楽しい。

7月4日のアメリカ独立記念日に収容所内を行進し、発酵・蒸留した手作りの芋焼酎を皆にふるまうシーン印象的だった。

ただ脱走に焦点を当てているので、戦争の緊迫感、悲壮感、悲惨さはあまり感じれなかった。捕虜たちも普通に暮らしている感があり、なんとも違和感はあった。
戦争映画として観るのではなく、娯楽作品として観る映画だと思った。
2時間50分位と長い作品だったけど、引き込まれてそこまで長く感じなかった。。
masa

masa