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大脱走のsoumaのレビュー・感想・評価

大脱走(1963年製作の映画)
4.0
『コリンは、引きずってでも俺が連れていくぜ』

小さい頃に見て以来で
ほとんど覚えてなかったから新鮮な気持ちで再鑑賞。

脱獄ものだと思い込んでたけど
ナチスの捕虜収容所からの脱走劇。
だから、「Prison Break」ではなく
「The Great Escape」なんだね。

一応、逃走に軍事的な目的があって
ドイツ後方の地で捕虜が脱走することによる
ナチス軍のかく乱というのが大目的としてあり
監獄のように利己的なことをする人間がいないので
統率のとれた脱走計画を遂行できるというのも
本作の大きなポイント!


登場人物も全員特徴あって、かっこいい!!
古臭さの中に渋さがあって
軍人なのに人間味を感じられるのがすごくよかった。

特にお気に入りは
「調達屋」のヘンドリー。
現代にいてもイケメンで超もてそう。
しゃべりもうまく、ちゃらそうなのに
コリンを最後まで見捨てない情の熱いキャラとか最高すぎる。

脱走後のそれぞれの動向も
列車や飛行機やボートとバリエーション豊富でよかった。
特に、ヒルツのバイクでの逃亡は見ごたえあったな。
あんな重そうなバイクで柵越えするアクションは鳥肌もんだわ。

音楽も素晴らしく
「The Great Escape March」は耳から離れない。

3つのトンネルの名前は
トム、ハリー、ディック。


次は、同監督作品の「荒野の7人」も観ないと。
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