タマル

フェイス/オフのタマルのレビュー・感想・評価

フェイス/オフ(1997年製作の映画)
1.9
( ゚∀゚)o彡°フェイス!オフ!
( ゚∀゚)o彡°フェイス!オフ!
以下、レビュー。


3ヶ月前に録画したのをやっとの事で嚥下。ウェルメイドなサスペンスに見せかけてーのおバカ映画でした。5回に分けての鑑賞。やっと今日、完走しました。

全体的にとにかく雑だなー、という印象です。
犯人が、爆弾を仕掛けた施設で、叫びながら女の尻を揉んでるのに、誰も気にしないとか。狙撃したのに、撃った場所でダラダラしてるとか。ダラダラしてる割には狙撃失敗はそのままなのねとか。博士を殺した件に関しては普通に捕まるだろとか。FBIの部隊員殺害にしたって弾痕を調べればバレるだろとか。心臓病持ちの心臓を叩いて殺したら発作で誤魔化せるかも、なんて中坊でも考えねーぞとか。雑。
FBIにしたって、犯人が帰ってくるギリギリまで本部に電話してるとか、敵の飛行機にあっさり倒される奴を潜入させるとか、そもそも1人しか潜入させてないとか、顔を入れ替えるにしても部隊を動かせるレベルの権力者にさせるなよとか、公組織に潜入させるなら普通は組織職員にはそのことを知らせてあるだろとか、重体の大量殺人犯の扱いがあまりに雑すぎるとか。全て雑。

私はバカ映画のことは好きなんですよ。今作にしたって『トリプルx:再起動』ぐらい、バカに徹してくれれば普通に観れたんですよ。雑なとこも許せただろうし。
夫婦の愛とか親子関係とか人生とか鏡の自分とか、変に真剣なテーマを取り扱うから、銃を向け会うシーンとか船アクションとかターザンロープとか、本来は激アツになったはずのシーンが滑稽に見えてしまうんですよ。明らかにバランスが悪い。ジョン・ウーさんの作家性なのかな?

ここも滑稽に見えてしまったシーンでは有りますが、アダムがヘッドフォンをつけてからのガンアクションの対位法は印象的でした。そこだけはオススメです。
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