一作目が好きすぎて、長年観ようともしなかった二作目をついに鑑賞。
やはり、仏像作って魂入れず、でした。
序盤から中盤にかけては、前作の世界観をうまく生かしていました。が、段々グダグダに…。
情念の部分が弱いので、ストーリーを最後まで引っ張る核をうまく作れなかった印象です。
悪役のキャラも弱く、一作目のような非人道的でウィットに富んだセリフまわしはほとんどありませんでした。
死なない悪役がいるのも不完全燃焼。
ロボコップはやっぱり、悪党が全員非業の死を遂げてこそだと思うのです。
また、ロボコップが閉塞感あふれる世界で派手にぶちかますところが好きなので、終わり方もやや残念。
劇伴もいまいちパンチの弱い曲で残念。
ロボコップのテーマは個人的に映画音楽の最高峰なので、ここは前作のものを使って欲しかったです。
偉大な前作をある程度踏まえるも、途中で息切れしてしまった惜しい一作。
※ブツクサ言ってしまいましたが、本作自体はSFアクションとして楽しめると思います。
