詩的な会話と二人の微妙な距離感にドキドキさせられっぱなしのまま、喪失感を伴うラストシーンでの終わり方。ミレーユに電話かける前にスクリプトを書いて予行練習してるのキュートが過ぎるよ…出ないのもめちゃくちゃわかるけど…
これを22歳で撮ったのかぁ、と思うと、やはりレオスカラックスとは奇才なのだと言わざるを得ない。アレックス3部作の1作目にして、スカーフや表情の“色”を語るモノクロ映画の尖り、、、単なる恋愛ものというより、場面ごとの画や台詞の強さに大いにやられてしまった。白黒でも、“頬をあからめる”表情がみえてかわいかった。
