バンバンビガロ

ボーイ・ミーツ・ガールのバンバンビガロのレビュー・感想・評価

ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)
2.5
すごく高いセンスを持った監督だということはよくわかる。モノクロの使い方にしてもただ雰囲気を出すためにモノクロにしてみましたという以上の陰影へのこだわりを感じるし、構図が決まった美しい描写が印象に残る。シーンのつながりを不自然に飛ばした編集や不意に挿入される暗転、背景の人物の動きが極端に抑制されたシーンなど随所に安心できない違和感が入っていてい全体が不条理でポエティックなイメージを作り出している。
ただストーリーは意味不明で観客を置き去りにしてしまっている感じは強い。ひたすら続くモノローグも詩的ではあるもののあまりに抽象的な語りであまり頭に入ってこない。
バンバンビガロ

バンバンビガロ