昼猫

黄色い星の子供たちの昼猫のレビュー・感想・評価

黄色い星の子供たち(2010年製作の映画)
3.8
ナチス占領下のフランスで1942年に発生したユダヤ人一斉検挙「ヴェル・ディヴ事件」を、子どもたちの視点から描いた作品。凄惨な描写が多く、改めてホロコーストの非情さを思い知らされる。
食料や水を十分に与えられず、人間として扱われないユダヤ人たち。彼らの辿る未来が分かっているからこそ、先の幸せを信じて笑い合う家族の姿を見ると辛くなってくる。子供たちが両親と引き離されるシーンは、本当に胸が痛む。この先も決して忘れてはならない史実だと思う。
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