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痴呆性老人の世界
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『痴呆性老人の世界』に投稿された感想・評価

羽田澄子が施設で2年間にわたり、施設の老人たちに寄り添い、捉え続けたドキュメンタリー。痴呆でも個性があり、喜怒哀楽もある。趣味もある。百人一首を暗記している老婆。愛嬌がある人間、人格がある。
岩波ホールにて
nada
4.4
「痴呆」と言えば、とかく陰惨さや不気味さ、もしくは憐憫、など、どうしてもネガティヴなものイメージしてしまう。だからといって反対物のポジティヴさを強調するのは欺瞞でしかない。そう、この映画にはポジやネガを突き抜けてくる何かがある。ただ「人間」として撮る、「人間」として描くというのはそういうことだと思う。

印象に残ったシーンはいくつもあるけど、女性たちはまがりなりにも共同性を獲得するが、男性はただただ孤立する、という対比を描かれる場面には(男である私は)ただただ苦笑するしかないし、自身を18歳だと思い込んでいるお婆さんが、二年後の「エピローグ」部分で「2年前18歳だった〇〇さんは、16歳になっていました」と説明されるところは思わず笑ってしまった。また、正月の餅つきで見事な手捌きで餅を返し、餅料理まで鮮やかに作ってみせるお婆さんの姿にも胸を打たれるほかない──本人は餅つきをしたことも料理をしたことも忘れている──。この施設にいる人たちの人生の一片に確かに触れたかのような読後感がこの映画には確実にある。
ここまで入り込むの今じゃなかなかできないかも。特におむつ交換とか入浴とかまでカメラ入り込んでるのは時代ゆえでもありつつ、現場記録としてめちゃくちゃ貴重。

福祉的ではなく映画美学的には、百人一首の暗誦シーンと、ラスト近くおばあちゃん二人が手を取り合いながらコタツに辿り着くまでを追うカメラ、このへんが素晴らしい。