あきしげ

イエスマン “YES”は人生のパスワードのあきしげのレビュー・感想・評価

4.0
まずパッケージは最高である。
まさにジム・キャリーである。
まるで人生を楽しんでいます。

本作の主人公はしがない銀行員のカール。
離婚してから5年ずっと塞ぎ込んでいる。
人付き合いは最悪で親友から愛想尽かす。
ここままでは孤独死になると忠告される。

そこでカールは一念発起。
人生を変えようとします。

それが怪しいすぎる自己啓発セミナーに参加。
カリスマ的な人物であるテレンスに誓約をし、
これからは何事も「イエス」と答えるのです。

本作はジム・キャリー祭りである。
最初は皮肉混じりにやる姿、
死体になった時の顔芸の姿、
酔っぱらってケンカする姿、
ナニをされ絶頂している姿、
ケツ丸出しバイク運転の姿、
本作はジム・キャリーの魅力全開。

それだけじゃなく、
吹き替え担当する、
山寺宏一の上手さ。

ジム・キャリーの面白い顔芸と、
山寺宏一の達者すぎる吹き替え、
この二つは最強のコンビである。

忘れちゃいけないヒロイン。
ズーイー・デシャネルです。
黒髪に青い瞳が印象的で、
まさにガーリーな女性で、
歌声だって可愛らしくて、
本作で初めて見かけて事で、
ファンになったレベルです。

他の登場人物たちも個性的だ。
勤め先の銀行の上司のノース。
親友の一人で婚約中ピーター。
超テクニックの近所ティリー。
イラン女性のファラヌーシュ。
怪しさ満点自己啓発テレンス。

「イエス」で培った経験、
それはすべて活かされる。
この伏線は非常に面白い。
適当にやっていたはずが、
実はちゃんと役立ちます。

ジム・キャリーの魅力的な演技、
ズーイー・デシャネルの可愛さ、
脇役の個性豊かなキャラクター、
散りばめた伏線の見事な回収と、
本作はまさしく完璧と言えます。

「イエス」
これを言うのは簡単。
「イエス」
簡単だけだど難しい。
「イエス」
難しいから言うべき。
「イエス」

これさえ言えれば、
人生は変わります。
好転していきます。
だけど、言えない。
それが人生である。

RE-101