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テルマエ・ロマエのkanacoのレビュー・感想・評価

テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)
3.5
古代ローマ人が現代日本へタイムスリップ!漫画『テルマエ・ロマエ』の実写映画化。古代ローマ浴場に日本風呂文化の発想を取り入れてローマを救え!的な愉快なタイムトラベルコメディ。ローマ人は 阿部寛を始めとして“顔が濃い” 俳優陣が選抜🤣日本の老人たちが元気!大きい浴場に行きたくなっちゃう🛀(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

サンリオ人気キャラクターのプロフィールを読んでマイリストから見る作品をチョイスするシリーズ(ご興味のない方すみません)。

2023年サンリオキャラクター大賞で38位の〈おさるのもんきち〉。1992年デビュー。この子、サンリオキャラのモンキーだったのか🤔パッチリとしたまん丸お目目と、同じくまん丸のピンクな頬っぺたが可愛いサルの男の子です。日本の田舎にあるお山に住んでいるらしいのでニホンザルですかね。ダジャレ好きで大好物はバナナ🍌なんと1分間に10本も食べられるらしい…ニホンザルってバナナが好きなのかしらん??

U-nextとディズニー+の自分のマイリストを眺めていても「猿」が出てくる映画が見当たらず…。悶々としていた時、あ!この作品って確か『ニホンザル』と『バナナ』が出てこなかったっけと薄っすらな記憶。ちょうどフォロワーさんがMARKを上げていたのでお聞きしたら出てくると!君に決めた!…というわけでこの映画をチョイス(つまりは全然関係ないってことです🥳)。Kahoさん教えてくださってありがとうございます😌💕

◆あらすじ◆
古代ローマ帝国の浴場設計技師ルシウスは、機能的かつ静かで癒されるような浴場を愛しており、昨今の流行りとなっている騒騒しいエンタメ重視の浴場にうんざりしていた。しかし良いアイデアが浮かばず、流行に反するため採用もされない。ある日、公衆浴場で溺れた彼はどういうわけか現代の日本の銭湯にタイムスリップ!知らぬ浴場のその機能的で斬新なシステムや道具に衝撃と感銘を受けたルシウスはそのアイデアをローマに持ち帰りたちまち評判になる。やがて、その評判は時のローマ皇帝・ハドリアヌスにまで届き、皇帝専用の浴場建設を行うことになるが…。

❶古代ローマ人が現代日本へタイムスリップ!漫画『テルマエ・ロマエ』の実写映画化。

ヤマザキマリ作の同名コミック『テルマエ・ロマエ』の実写映画化。コミックが発売された当時、2、3巻は買って読んでいた記憶…🤔

〈テルマエ〉は公衆浴場〈ロマエ〉はローマの意味らしい。公衆浴場が社会生活の中心になっている古代ローマにて、浴場設計士のルシウスがひょんなことから現代日本にタイムスリップ!古代ローマと現代日本を往復して古代ローマの風呂に日本風呂文化の発想を取り入れていきます。ローマの公衆浴場はローマの存続に直結する!(?)つまり日本の風呂文化がローマを救う!??という愉快なタイムトラベルなコメディです。なお、映画版ではネタはコミック通りですがオリジナルキャラクターも多く存在するし、ストーリー展開もオリジナルだと思います。

ローマ人も日本人キャストが演じますが、顔が“濃い” 俳優陣が選抜🤣主人公の風呂技師ルシウスを阿部寛、ローマ皇帝ハドリアヌスを市村正親、皇帝候補のケイオニウスは北村一輝、アントニヌスは宍戸開が演じます。逆に日本人は濃ゆくて堀の深いルシウスから〈平たい顔族〉と呼ばれますが、彼を助けるヒロイン・上戸彩と笹野高史率いる銭湯のお爺ちゃんたちが活躍します。

❷日本の風呂文化・技術にショックを受けるローマ人が笑えるお気楽なコメディ

完全にコメディ作品なので気楽にみることができるのが素敵ポイント。古代ローマ人のルシウスが日本に来る度に、昔ながらの地元密着型の銭湯、自宅の個人風呂、お店にディスプレイされる最新のお風呂、観光の温泉の施設や小道具・技術に衝撃を受け、自分の文明との差にかなりねじ曲がった方向に絶望するのが愉快です。シャワーキャップを見て頭抱えていましたから🤣ルシウスが基本的に頑固な職人気質で真面目かつプライドが高いので、そのギャップが笑えます。

小さなネタがポンポンと繰り出されるので笑える点のテンポも良いです。オリジナル脚本によって長編としてもまとまっているように思いました。〈平たい顔族〉こと日本人のお爺ちゃんたちがローマ人よりも元気でわちゃわちゃと活躍しているのも可愛い🤣

また、ローマ帝国側で出てくる名前が世界史の授業で出てきた名前ばかりで懐かしい~。五賢帝のハドリアヌスとかアントニヌスとか教科書に載っていたし、ハドリアヌスに寵愛されていたアンティノウスとか「いたなぁ~🤔」と記憶が蘇ってきまいた。

❸「ローマと日本の往復=同じ展開」が多いな…と長尺には感じちゃったかも

もともとコミックが一話ずつローマ→日本→ローマでオチるショートコメディという感じなので仕方がないかもとは思いますが、映画でみるとやっぱり「往復=同じ展開」が多いな…と長尺には感じちゃったかも。後半からはまた違ったテイストに移行する(ここが特にオリジナル要素)のですが、中盤頃は見ていて私の集中力が少し切れてしまったなぁ~と思いました。

🛀🐝「懐かしい~作品でした。お風呂ってやっぱり良いですよね~。大きい浴場に行きたくなっちゃいます。この作品にニホンザルはチョロっとしか出てきませんでしたが、やっぱりそのオサルさんもバナナ食べていたので、“おさるのもんきち”と同じく皆バナナ好きなのかも🍌

ところでどなたか〈たぬき〉が出てくる映画ってご存じでしょうか??正直『平成狸合戦ぽんぽこ』しか思い浮かばなくて…でもジブリはU-nextにもディズニー+にも配信がないし…。マイリストみても一ミリもひらめかないのですよねぇ🥺」
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