ブタブタ

ジェヴォーダンの獣のブタブタのレビュー・感想・評価

ジェヴォーダンの獣(2001年製作の映画)
4.5
久々鑑賞。
二刀流VSガリアンソード!!!!
【ガリアンソードとはアニメ『機甲界ガリアン』の主役ロボット・ガリアンが使う刃の部分が分解して数珠繋ぎになり鞭の様になる剣の事で蛇腹剣とも呼ばれてます】
実写でこれほど見事なガリアンソード使いを見たのは本作のヴァンサン・カッセルとパシフィック・リムのイェーガーくらい。

18世紀フランスで起きた未解決事件「ジェヴォーダンの獣」事件の映画化なれど完全にダークファンタジーで厨二病アクション映画。
《獣》はハッキリ言って不死身の魔改造サイボーグだし、マーク・ダカスコス演じるインディアン戦士マニの超人的な動きと格闘技の数々。
そして主人公は学者の筈なのに何故か超強い。
ヴァンサン・カッセル演じる隻腕の貴族は妹大好きの変態で(るろ剣に続きここにもシスコンが!)奥さんの(後離婚)モニカ・ベルッチ共々厨二病武器で大活躍します(モニカ・ベルッチは鉄扇使い)

クライマックスは敵の本拠に乗り込んで主人公の学者はインディアン戦士メイクで高い所から悪党共に「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ! 悪を倒せと、俺を呼ぶ! 聞け! 悪人ども!! (台詞は違います)」の仮面ライダーストロンガーみたいな決めゼリフと共に「ε-(/・ω・)/ トォーッ!!」って回転ジャンプして着地。
殆ど水戸黄門の弥七レベルの身体能力。

多分これを未解決事件ジェヴォーダンの獣の謎と真相は?とか歴史ミステリーとかサスペンスとか思って見た人は「なんじゃこりゃ…」ってなるのでは。

厨二病ボンクラ映画好きの全てが詰まってる映画。
そして無駄に長い!
オープニングとプロローグは数十年後のフランス革命の最中で主人公と共に《獣》と戦った若侯爵が老人となってこの物語を語ってるのが『マッドマックス2』みたい。

敵の狂信者集団は二本爪アイアンクローで襲ってくるし《獣》とのバトルもほぼ怪獣モノ。

ゲームのブラッドボーンのビジュアルの元ネタになったジャケットの二人の格好は冒頭シーンしか出てこないのがちょっぴり残念。
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