ロミー・シュナイダーの観る
妻と別居中のピエールは愛人エ
レーヌとの生活始めようと。些
細な事でエレーヌと喧嘩したま
ま車で1人仕事に向かうが
監督 クロード・ソーテ
横転する車のオープニング
煮え切らないピエールにエレーヌは少し
イライラと。運転しながら思いは揺れて
うわの空のピエール
煮え切らない男とジタバタしない妻。シ
ュナイダー演じる愛人は若さ故かピエー
ルに振り回されてるのに対しての妻の落
ち着きぶり、あんな男の顔二度と見たく
ない風でもなく突き放す風でもなく互い
の人生は互いのものだし新しい関係を意
識してるよう。男性監督なので男に都合
の良い女性なのかとも少し思う
このやや理解し難いところもある彼女の
心持ちがラストで凄く効いてる
ピエールがウロウロする前半はやや退屈
なところもあるけど彼が薄れてゆく意識
の中で懐かしさや後悔など過去に思いを
馳せる後半はなかなか良かった。ハッピ
ーエンドでもないけど嫌な気分にはなら
ずに劇中ドラマも映画そのものも幕が閉
じるのは妻のおかげかもしれない
キレイ事でなく無理感もないスマートな
映画に思いました