ネルの4423のレビュー・感想・評価

社会から隔絶されて育ったと思われる女性ネルが、とある山小屋で保護される。彼女は、言葉が不自由だった母親に山奥で育てられており、自分だけの言語を使って生活していた――。

うつくしいジョディ・フォスターと、うつくしいマーク・アイシャムの音楽、それだけで観る価値はある。

ジョディの神がかり的な、それでいて静謐なる演技は鳥肌もの。

かつて、モイヤ・ブレナンが紡いだ『言葉を変えても意味を変えないで』という歌詞が胸に響く。言葉が不要となるときもあるのだ、ことこの映画においては。