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ゴーストハウスのnyakoのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーストハウス(1988年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ウンベルト・レンツィ監督によるオカルトホラー。
呪われた少女に不気味な人形、古びた一軒家、超常現象、悪夢的なチャイルドソング。
そして80年代の残酷特殊メイクとわくわくしかない揃いぶみ。
あとにゃんことドーベルマンもいるよ!

冒頭から猫の断末魔が聞こえて驚く父さんが地下室を降りると、幼い娘がナイフ握ってぶるぶる震えてる。
父さんが罰として真っ暗地下室に娘を閉じ込めるんだけど、夫妻は何者かに血祭りにされちゃうというバッドな幕開け。

その20年後、ラジオで助けを呼ぶ声を傍受した主人公ら。
周波数をもとに一軒家にたどり着くと、そこには4人の兄妹や恋人どうしを含めた男女の姿が。
その中にくだんのラジオの声の持ち主もいたが、声の主はそんな助けを呼んだ覚えがないという。
6人は謎を探るためその家で調査を続けるも、超常現象が起こるごと、ひとりまたひとりと餌食になってゆく。。

この一軒家に取り憑いているのは冒頭の可憐な顔立ちの少女。彼女はお気に入りのピエロとワンセットなんだけど、このピエロはちっとも可愛らしくない。
この少女がいろんな姿を見せてくれて…可愛らしい表情だったり、邪悪な笑みを浮かべていたり。
ピエロと一緒に並んで目から血がだら〜と流れる姿が突然テレビが点いて流れ出すとこなんて、もしほんとに居合わせたらかなりゾッとしそう。

鏡が破裂してまぶたズタズタ。
洗濯機でごろんごろん回り続ける首。
天井からギロチン!
とろっとミルク風呂かと思ったらからだ溶けちゃう酸の風呂!
…と超常現象のオンパレード。
まるで殺傷能力の高いお化け屋敷といった感じで楽しめる。
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