2009/2/14鑑賞(鑑賞メーターより転載)
何が起こっているんだ?という好奇心をあおる重厚な雰囲気は非常によかったが、後半話が見えてくるまでの話の入り組み方はやや混乱するし、最後の詰めもちょっとパンチ不足?と感じられたのが減点材料。この辺の脚本がもう少し整理され掘り込みも深かったら、相当な名作になっていたと思われる。いやそれにしても、飛び道具も使わず、常に不安と戦っていて、おまけに借金苦。今までにないような「弱い」ヒーローはかなり新鮮味があった。いつもは自信満々の役が多いジョージ・クルーニーだが、この役も完璧にこなしておりさすがという印象。