ざきを

ステップ・アップのざきをのレビュー・感想・評価

ステップ・アップ(2006年製作の映画)
3.8
非行少年とお嬢様のダンスを通じた出会いと絆。

目の前にあるものをただ楽しみ、自分の可能性を見出せない主人公。一つの非行が、まさかの正しい道への始まりだとは。

意外にも暗いパートありで、スラムに育つことがどれだけ未来を奪いかねないかを描けていたと思う。アメリカの多くは実はこんな感じなのでしょうか。盗みや脅しで金を巻き上げ、ふらふらっと夜に街を徘徊する。未来ある者たちが知識を得られないことや、何かを成し遂げる経験を得られないことで未来を失っていく。

主人公がバレエと出会うこと、目標を持つ人間と出会うことで、夢を見ること目標を持つことの魅力に次第と気づいていく。人間の原動力は"夢"や"目標"であることに気づいていく。結構ご都合主義的な部分は多いけど、やっぱりこの手のストーリーは好きですね。

ヒップホップもバレエも、その融合も。
どのダンスもキレッキレで素敵だった。
自然と手や足が動いてリズムを取ってしまう。そんな楽しく心沸かせる作品でもありました。
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