こたつむり

宇宙ショーへようこそのこたつむりのレビュー・感想・評価

宇宙ショーへようこそ(2010年製作の映画)
3.8
♪ ああ もう一度君に巡り会えるなら
  メビウスの宇宙を越えて

「これは、どんなアニメだ」
「何を言っている。ここで教えたら誰も観ないではないか。作品を観ずにして中身を知りたがる人類などは、地球の蚤だということが何故分からんのか。ネタバレをされたときの苦しみ、存分に思い出せ」
「情けない奴」
「何がだ。貴様こそ、その時間を無駄に消耗していると、なんで気がつかん?」
「フィルマークスのこと、知らないんだな。革命はいつもインテリが始めるが、夢みたいな目標を持ってやるからいつも過激なことしかやらない。しかし、気高い革命の心だって官僚主義と大衆に飲み込まれていくから、インテリはそれを嫌ってアニメからも身を退いて世捨て人になる」
「私は世直しなど考えていない。ふふふふ、ははははっ」
「何を笑ってるんだ?」
「私の勝ちだな。今計算してみたが、この感想は地球の引力に引かれて落ちる。貴様の頑張りすぎだ」
「ふざけるな。たかが批判のひとつ、炎上で押し出してやる」
「馬鹿な事はやめろ」
「やってみなければわからん」
「正気か?」
「貴様ほど急ぎすぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない」
「うわああっ…人類の堕落は始まっているんだぞ」
「こたつむりは伊達じゃない」
「炎上が怖かったら、貴様に映画の情報など与えるものか」
「なんだと?」
「情けない感想を読んでから映画を観る意味があるのか?しかし、これはナンセンスだ」
「馬鹿にして。そうやって貴様は、永遠に他人を見下すことしかしないんだ」
「ふん、そういう男にしては『今日から俺は!!』に冷たかったな、え?」
「俺はマシーンじゃない。つまらない映画の擁護などできない」
「だからか。貴様は映画をネタとして扱って」
「貴様ほどの男が、なんて器量の小さい」
「橋本環奈は私の母になってくれるかもしれなかった女性だ。その映画を批判した貴様に言えたことか」
「お母さん?橋本環奈が?うわっ」

まあ、そんなわけで。
クライマックスを観ていたら“某作品”を連想してしまったため、悪ノリしてしまいました。反省していませんがお詫び申し上げます。

何はともあれ、一見は百聞に如かず。
とても健康的な作品なのでお子様とどうぞ(尺は長めですが)。
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