ごとー

カラーパープルのごとーのレビュー・感想・評価

カラーパープル(1985年製作の映画)
5.0
2024/02/18
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胸糞が悪くなるとても良い作品でした。

ウーピーゴールドバーグはこれが映画デビュー作なんですよね。
ゴーストや天使にラブソングをのコメディな側面しか知らなかったので、演技の凄まじさにびっくりしました。

市長夫妻は本当に地獄に落ちてほしいです!
夫人の「私黒人大好きなの!」ムーブからの、歯向かわれたら8年牢獄に入れその後も奴隷のようにこき使う感じ。
「差別なんてない」と言いながら差別する、今の日本とものすごくかぶるようで本当に気持ち悪かったです。

一方で黒人男性がステレオタイプで悪く描かれ、白人は罰せられないなど
悪い部分があることも直視していかないといけないと思いました。

ミスターが改心しセリーの妹がアメリカへ帰ってこれるように申請をする。
そしてラストに遠くからセリーとネティをただ見守っている。
このシーンがとても好きでした。
ミスターはそれだけで許されるわけはないけれど善い行いをしたことに変わりはないです。

カラーパープルはセリーの人生に焦点を当てたストーリーではありましたが、
同時に、ミスターの父→ミスター→ハーポと男らしさの呪縛から解放されていく一族の話でもあるのかなと思いました。
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