このレビューはネタバレを含みます
号外/
チェコからやって来た倒錯的二人組監督:演者とTV司会者とのロバート・デ・ニーロスナッフフィルム授受の駆け引きに
【違和感】
現金と弁護士付けるにしても
一概の雇われ職員に法外な現金と弁護士の斡旋弁護料払うだけの権限は
一切なく
冒頭口論していた上席のブロンド偉い人にホウレンソウするから
映画全般の『テーマ』でもある視聴率優先のための【メディアの暴走】
と云うのはありえない
同じような題材だったナイトクローラーもそうだったけど
『メディアの暴走』を描くために周辺環境を描く際の【粗】が目立ち
【メディアの暴走じゃあなく製作陣らオメェの暴走じゃねぇの】
って感じの「運び」が目立って
どうも一喜一憂できなかった
ただ良かったのは
冒頭言ったチェコの二人組の現実逃避ブリの「違和感」
(自由の国アメリカにはおのぼりさんを超えたこう言ったヤバい人たちがワンサカ駆けつけてそうだからOPでのイミグレーションでのイヤガルぐらいの執拗な乗降客への【掘り】はやっぱ重要なんだな、と思う)
や
中盤くらいまでかかるシリアスなのにコメディーなサントラの「違和感」
だったり
極め付けは主役級クラスのロバート・デ・ニーロの死だろうね
『普通は死なない』ヒーロークラスを中途で死なす贅沢
今まで観た中で中途で死んだのはリドリー・スコット悪の法則(ダッサイ邦題w)でのブラッド・ピットぐらい
久しぶり
それくらいなかなか死なない
一本分としてギャラの捻出だったりするための製作陣の「一滴まで出す」セコさ
だったり
ファンのためを思ってなのかもしれないが
裏を返せば
『ヒーロは絶対死なない』刷り込みが働いているため映画そのモノが裏切らないため「物語」も制限され
ツマらなくってしまっている
EDのデ・ニーロ相棒の敵討ちは
ちゃんと【殺人犯】としてショッピいたんだろうね??
なんか風斬って歩いて「ドヤ!」感だけ残すのは
『法と私情』をテーマにした映画にしては稚拙。