このレビューはネタバレを含みます
ビートたけし 波留
この2枚のカードで鑑賞決定
原作は未読
ほしをつぐもの(自監督作ではなく未だにVHSのみでDVDにすらされていない)以来の巨匠の裏方として深く噛んだ作品
として
興味を持った
一方で
伊藤沙莉や川栄李奈などが【女優】ヅラして逝きていけるような
秋元康が敷いた【劣化版:代わりはいくらでもいる】ような
【代打要員】がノサバルような芸能界で
彼女等を『咬ませ犬』として虐げることが出来る
現代女優史上『NO.1女優』
あの「虚ろ」な横顔だけの活写を観よ!
まるで他の日本の『女優』を嘲笑うかのようなフランス人女優(まるでシャーロット・ランプリング<彼女はイギリス出身だが>のようだ...)のようなこの映画を象徴するかのような肖像画の「破壊力!」
この2ペアは観るしかないでしょ
ただ正直、中盤に表出する波留の正体
「クラッシック界のエリートで、」って言うキャラクター設定は
中学生がよく空想で憧れる厨二で童貞大爆発なミューズキャラクターで
なんだかな〜・・と母サキさん逝去で大号泣して後妻に操られるままの晩年を汚すままの老監督原作小説の映画鑑賞を後悔し
「追突され不随、」でビートたけしお得意のメシウマ漫才キャラクター造形で畳み掛けられりゃぁ
まるでHANABI:大杉漣を想起させられ
また「相棒:相方:不幸」かよ、と波留のこの映画出演に疑問を感じざろうえなかった・・・
しかし・・・波留萌えの自分だからかこの車椅子身体障害者演技がカナりキタ...
最期の表情なんか萌えヲタな自分からすれば観てられないくらい悲惨で
高橋恵子(母)の【絶望】下での触手
波留(恋人)の【絶望】下での触手
『既成事実下された 「携帯電話」(イデオロギー)では他者とは“真につながる”ことは出来ずディスコミュニケーション下における主体的な「情緒」(アナログ)こそが“真のつながり”でしかない』
と教えてくれる
ビートたけしの中学生が妄想で描くようなキャラクター造形を波留が魅事に打ち消してくれたおかげで
プラマイゼロな評価になった
やはりあの夏、一番静かな海を窺わせる「静かな海の嘆き」(それがフランソワ・トリュフォー大人はわかってくれない同様【絶望感】しか与えない【断絶した海】にしか観えない、特に最近の若い奴は誰も知らないであろう「糸電話」アイテムを持ち出すオヤジノスタルジープンプンな「あのシーン」、初め予告で観た時はなんか説教くせぇな〜と違和感しか感じなかったが、加筆しているほぼ一週間後の今の方が波瑠の車椅子フラグを予期させるこのシーンはジンジン効いている・・)が北野武と恋には必需なのだと改めて想わされる
そんな1作だ。
二宮和也
【欠席裁判】
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