櫻子の勝手にシネマ

キル・ビル Vol.2の櫻子の勝手にシネマのレビュー・感想・評価

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)
3.5
1と比べると全体的に静かな印象。
ちょっとまとまり過ぎてる感じがして個人的にはイマイチだった。

一番の見せ場はなんといってもユマ・サーマンとダリル・ハンナのタイマン対決だろう。
キャンピングカーでの狭い空間で日本刀を振りかざしながらのアクションシーンは見応えあり。
エル・ドライバー(ダリル・ハンナ)の片眼の理由も明かされる。

終盤はビルとの再会と一騎打ちになるわけだが意外と呆気なく終わってしまう。
できたらもう少し長いバトルシーンが見たかった。
死んでいると思っていた娘が実は生きていて父親であるビルと暮らしていた事実を知ったベアトリクス(ユマ・サーマン)の表情が良かった。
そりゃああいうリアクションになるでしょう(笑)

最愛の娘をビルから奪い、母娘2人で未来へ車を走らせるハッピーエンドで幕は閉じる。
とてもいいラストだけど、ベアトリクスには最後まで戦う女でいて欲しかった。
そういう意味ではやや物足りなさが残る作品でした。