Kuuta

ナイト・オン・ザ・プラネットのKuutaのレビュー・感想・評価

3.9
同じ時間に色んなことが起きていて、関係あるようなないような。同じ構図の繰り返しで興味を持続させるのはとても映画的。深夜のタクシー運転手との会話の妙な高揚感や、見えているようで見えていない曖昧な距離感を覗いているような作品だった。

人の生きる姿勢とか、アイデンティティの話だってことが、整備工の話からずっと通底しているのがじわじわ見えてくる。LAで夜が始まり、不幸自慢のようなヘルシンキにも朝は訪れる、という一晩の不思議体験。

ニューヨークの漫才っぽさが一番楽しかったです。78点。
Kuuta

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