ちろる

ナイト・オン・ザ・プラネットのちろるのレビュー・感想・評価

4.1
すべてはタクシーの中で始まる
ロス/ニューヨーク/パリ/ローマ/ヘルシンキ
それぞれの都市に走るタクシー運転手とお客たちの個性豊かなやりとりたちが数珠つなぎのように流れるオムニバス。
夜が深くなればなるほどにタクシーの中では濃厚なドラマを垣間見ることができる。
ジム ジャームッシュが描く人間たちはいつもどこか外れていてでも、憎めないキュートさを兼ね備えているから好き。
その映画では各々の都市で各々の都市らしいなんでもないやりとりがちょっとクスっとさせる物語として出来上がっていてゆるーくじんわり楽しめる。
可愛い度ナンバーワンはウィノナ ライダー
気になる度ナンバーワンはベアトリクス ダル
衝撃度ナンバーワンはロベルト ベニーニ
ほのぼのしたり、グッときたり、驚かされたり、たった一晩でまるで世界旅行をしたように様々なはちゃめちゃ人間模様を追体験。

どんな夜があっても何事もなかったように朝日は毎日顔を出して必ず毎日来て世の中は動き出す。
行きつけのバーで笑い転げた次の日になんであんなに楽しかったんだっけ?って思って内容まったく忘れてるけどまた飲みに行きたくなるように、多分しばらくしたらすっかり内容忘れて無性に観たくなりそうな作品でした。
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