ユースケ

フィースト2/怪物復活のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

フィースト2/怪物復活(2008年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

マット・デイモン、ベン・アフレック、クリス・ムー、ウェス・クレイヴン。四人のインテリがプロデューサーを務め、セオリー崩しに徹した【The FEAST/ザ・フィースト】の続編である本作は、インテリ・プロデューサーの呪縛から解き放たれたジョン・ギャラガー監督によるキレのないしつこい演出が乱発される身内向けの悪ふざけ映画。

恐怖と笑いのバランスは完全に崩壊。真っ昼間に着ぐるみ感MAXのチープな怪物が暴れ回っても盛り上がるわけがないし、行動も発言もバカすぎる登場人物にどうやって感情移入しろというのでしょうか。
特に、格好ばかりでやる事なす事ろくでなしのトム・ギャラガー(監督の弟)演じるグレッグ・スワンクのムカつかせっぷりは異常。しかも、それらの展開が全て観客をムカつかせるために意図的に仕組まれたものだというからタチが悪い。

とりあえず、色とりどりの体液をぶっかけられて濡れまくったお色気女ギャングたちがゲロを撒き散らす怪物の解剖シーンと怪物のゲロでドロドロに溶けたババアをぶっ飛ばす投石器シーンは案外いい感じ。チェルシー・リチャーズ演じる赤毛のタトゥー入り女のおっぱいは必見です。それにしても、前作で生き残ったハニーパイと前作で亡くなったビール男のサイケデリックなセックスシーンには需要があるのでしょうか…

本作は次回作ありきの三部作仕様なのでラストが投げっぱなしです。本作を完走できた選ばれし者には【フィースト3/最終決戦】を見る義務が発生します。義務を守りましょう。