OASIS

近頃なぜかチャールストンのOASISのネタバレレビュー・内容・結末

近頃なぜかチャールストン(1981年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

戦後を生きる老人たちが独立国を築き、各自が閣僚として共同生活を送るという何かしらのメッセージしかない強烈な内容。
岡本喜八監督独特の明るさと台詞のテンポで、戦後の日本が抱える悲しみや不安を小さな共同体を通していかにもなコメディに見せる所がまぁ上手い。

メッセージも強烈ならば、各老人の面々が個性爆発しており、あの田中邦衛ですら普通に見えるくらいのキャラクター性がある。
まぁ後半で他人の家で我が物顔で振る舞う陽気さには笑ってしまったが。
財津一郎の刑事キャラも格好良いし、まさかの裏切りがある所なんかこれまた皮肉たっぷりでしてやったりという感じか。
次郎は色ボケキャラで、それを狙ってるのか天然でそんなキャラなのかが分からずなかなか気持ち悪かった。
一番狂ってるのは実は次郎だったというオチだったのか。
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