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HOUSE ハウスのRenkonのレビュー・感想・評価

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)
3.5
変幻自在の人喰いハウスに、七人のJK(通称ハウスガールズ)がバリバリ食べられていくというお話。
エキセントリックで、
コミカルで、
どことなく郷愁感漂う今作は「時をかける少女」や「転校生」でお馴染み大林宣彦監督の記念すべき初監督作品である。
「ジョーズのような作品を作ってください」と言われてこの作品を作っちゃうのだから、大林監督の独創性たるや只者ではない。
(ちなみに当時小学生だった娘の言葉から着想を得たのだそうな)

人喰いハウスの家主に南田洋子。
八百屋の主人が小林亜星だったり、先生役が尾崎紀世彦(すげぇ使えねぇ)だったりと中々豪華?キャスティングではあるが、やはり注目すべきはハウスガールズたちの個性豊かなキャラクターだろう。
ハウスガールズ達は一貫してアダ名で呼ばれており、キャラ分けが明確でわかりやすい。
ファンタジー好きなファンタや、音楽好きなメロディー、お姫様のような外見のスウィートなどなど。
正直最初はブスだなーなんて思っていた彼女たちが、だんだんと可愛く見えてくるのは、不思議な気分だった。(特にカンフー使いのクンフーちゃん!)
そんな彼女たちの中でも、オシャレ役の池上季実子に関してはやはり一線を画しており、特に彼女の着物姿がともかく艶っぽくて、その魅力に思わず食べられそうでした。
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