プーさん

パリ、テキサスのプーさんのネタバレレビュー・内容・結末

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

再会して3人でまた新たな生活を始める、とういう結末にならないところが良かった。

ただトラヴィスとハンターが仲良くなったあたりから、弟夫妻がほとんど描かれなくなって少しモヤモヤした。

アンが優しくて可愛くて、ハンターとジェーンの再会は良かったけれど、アンのことを考えるとラストは複雑な気持ちだった。

ハンターを迎えに行ったトラヴィスが車道を挟んで2人で歩いて帰るシーンが好き。

トラヴィスとハンターが共に赤いトップスを着ているのが可愛い。

トラヴィスとジェーンの再会シーン、振り向いたジェーンの美しさが焼き付いた。

壁一枚挟んだだけなのに、ジェーンはトラヴィスが見えないことで、遠く離れた場所にいるみたいだった。背を向けてでないと真実が話せないところが切ない。

電気を消したら見えるんじゃないか、という提案は、何かを見るために明かりをつける行動の逆で、そこに意味があるのかもと思った。


映写機でホームビデオを観る経験をしてみたかった。
プーさん

プーさん