寝具とSing

パリ、テキサスの寝具とSingのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
4.6
初ヴィム・ヴェンダース、一言では語りきれないが本当に美しい作品だった。
登場人物それぞれの心情を的確に映し出しつつもハンターと出会ってからもトラヴィスの常にぽっかりと空いた心の悲壮感が常にあって、そこと街や景色の映像が対比的にマッチしていて空気感が天才的だなと圧倒された。

音楽もアニメのカウボーイビバップ感というかこの作品にカウボーイビバップがもろ影響受けてるんだろうなっていう雰囲気を感じて哀愁が凄かった。

普通の家族愛とはまた少し違う、男性的な愛情や思いやりの慈しみを随所に感じる傑作。